第0091号 ~「紹介して」と言わないと気付いてくれない

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第0091号 ~「紹介して」と言わないと気付いてくれない

(更新日:2010年09月08日)


 私が税理士事務所(TKC会員)に勤めていた頃、

 ある顧問先に自動車保険の見積書を持っていきました。


 その顧問先には社有車が30台近くありましたので、
 フリート(一括)契約にし、現状よりもかなり保険料を削った見積書です。


 説明すること1時間。

 すると社長は「ありがとう!よくここまで考えてくれたね」と満面の笑み。


 しかし、その次の一言で私は固まりました。


 「じゃあ、これを○○さんに渡すよ」


 その顧問先は、別の保険代理店に自動車保険の契約をしていたのです。
 ○○さんとは、その保険代理店の担当者のことでした。


 「はぁ。。。」さすがに私も疲れましたというか、呆れました。。。


 半分キレかかった私は、


 「社長ね、私が1時間、何のために説明したか分かりませんか?」

 「はぁ?」

 「ウチで契約して欲しいから興亜さんに見積もってもらったんでしょ」

 「あぁ。。。」

 「ボランティアで、ましてや他の代理店のためにやる訳ないじゃないですか」

 「・・・・・」


 帰りの車の中で思ったことは、

 「ここまで説明したから契約して下さいね」とハッキリ鮮明に

 活字になるくらいに言わないと相手には気付いてもらえないという現実です。


 そして先生方も、まったく同じ目に遭っているのかも知れません。

 「新規見込客を紹介して欲しい」ということが、

 既存の顧問先や銀行の担当者たちに気付いてもらっているのでしょうか。


 それから半年後、その顧問先は十数億円の負債を抱えて倒産しました。

 ある意味、契約しなくて正解だったのかも知れません。



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