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第0086号 ~顧問先が心底悩んでいる部分とは?

(更新日:2010年08月02日)

先日、知り合いの花屋の女性店主から、

「この猛暑でまったく花が売れません…」と泣きが入りました。


もしこれが先生の顧問先だったら、どのように対処されますでしょうか。


そのとき私は「熱帯魚の大型水槽を置いたらどう?」と答えました。

お店への集客とその滞留時間を増やすことを目的とし、
大きな水槽が置いてある花屋がほとんどないから差別化になると。


肝心なことは、立派で大掛かりな戦略を立てるまでもなく、
日常レベルの小さなことで目先の売上などなんとでもなるということです。

右にあったバラを左の棚に置く。奥にあったカサブランカを店先に置く。
たったそれだけで昨日とはまったく違う品揃えだとお客さんは錯覚します。


しかし今日、先生方に伝えたかったことは、こんなことではありません。


「どうしたら花が売れるだろうか?」「どうしたらお客は増えるの?」と、
その女性店主は朝から晩まで思い悩み、必死に考えているのでしょうか。

いいえ、それは違います。

本当に考えているならば、水槽とかいろいろな日常レベルの具体策が
次から次へと気味が悪いほど浮かんでくるはずです。


猛暑、売上激減、在庫が腐る、預金通帳の残高・・・

「このまま花屋を続けてもいいのかしら?」と潜在意識で思っているはずです。


本人は「どうしたら花が売れるのだろうか?」と必死で考えているつもりでも、

本当は「いつやめようかしら」という思いが頭の中で錯綜しているはずです。


だから、売上につながる簡単な策がたったの1つも思い浮かばないのです。

「まだ続けてもいいのかしら?」という人に、名案など浮かぶはずもありません。


顧問先から相談や質問があったときに、その部分を早く汲み取ってあげて、

「具体的な解決策を提言すべきか」「やむを得ず引導を渡すべきか」。

そのどちらを行使すれば良いかを見極めることが顧問税理士の役目だと思います。


先生に具体的なアドバイスを求める顧問先もいれば、
単に背中を押してもらいたいだけの顧問先もいるはずです。


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