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第0084号 ~職員が「自分が一番」だと思える場所
(更新日:2010年07月26日)
夫婦関係がうまくいっていない職員、家庭環境が円満でない職員に
仕事をやらせても、いつも上の空状態なので満足な結果は出せません。
先生は、蝉の抜け殻のような職員を立ち直らせるべく、冷え切った
その夫婦関係を、崩壊しかけの家庭を円満にしてあげようと努めますか?
それは、対前年200%の利益を上げるよりも難しいことです。
では、一体どうすればいいのでしょうか。
というか、夫婦関係や家庭環境と仕事への意欲とは
どのような因果関係があるのでしょうか。
もっと言えば、そこが円満でうまくいっていたら、
職員は期待以上の仕事をしてくれるのでしょうか。
いいえ、違います。
帰ればホッとできる自宅があるから頑張るのではなく、
自分が一番になれる場所があるから日々の生活にハリがあるのです。
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だから、そことは違うステージで「自分が一番」だと思える場所があれば、
夫婦関係が、家庭環境が円滑にいっていなくても仕事をバリバリやります。
可愛い職員とは言え他人です。他人の家庭のことまで口は出せませんし、
出したところで上手くいくはずもありません。
それどころか、逆にとばっちりを食うのがせいぜいです。
だったら、事務所の中でその職員が一番になれる場所を作ってあげたら
どうでしょうか。
別に仕事に関することでなくても構いません。
有志の職員たちで活動している鉄道同好会でもボーリングチームでも
何でもOKです。
その小さな村で「自分が一番」だと思えたら、
日々の仕事はバリバリやることでしょう。
夫婦関係や家庭環境を元の状態にまで修復することは非常に厄介ですが、
上の空状態の職員をそこそこの状態にまで戻すことは意外と簡単です。
自分が一番になれる場所。そこがどこにあるかです。
心地いいよりも、都合のいいほうがホッとできるものです。