第0044号 ~ヤル気がなくてもやってくれさえすればいい

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第0044号 ~ヤル気がなくてもやってくれさえすればいい

(更新日:2009年09月09日)


 「顧問先拡大キャンペーンと旗を揚げてもまったく増えない・・・」

 これは、多くの税理士事務所(正確に言えば先生)に共通する悩みです。


 でも、顧問先を増やすのはだれなのか?を考えれば、それも当然のことです。

 いくら旗を揚げても職員がまったく動かない、ヤル気がない。


 先生方は、職員に対してノルマは与えないにしても、
 「もっと顧問先を増やせよな」と心の中で思っているはずです。

 特に男性職員に対しては。でも、無理です。


 ちょっと考えれば分かりますが、高校を卒業して大原簿記へ入った後に、
 税理士事務所で電卓を叩こうとする男性に営業ができるはずがありません。

 営業が嫌いだから今の職業を選んだのではないでしょうか。
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 地元の中小企業のお手伝いをしたい、商店街を活性化させたいと思って
 経営や財務、経理の勉強をしているとはとても思えません。


 何を言ってるんだ! 私は違う!とおっしゃる先生方も多いと思います。

 それは、先生だからです。


 税理士になりたいと思うことと、
 税理士事務所を経営したいと思うこととは天と地ほどの差です。


 税理士になりたいと思っている職員は腐るほどいます。でも、他人を雇って
 事務所を構えたいと思っている職員が一体どれだけいるでしょうか。

 ほんの数%だと思います。

 もっと言えば、税理士になれば大企業の経理部に再就職できると思っている
 職員もたくさんいます。


 医者になりたいと思うことと、
 医院を構えたいと思うこととはまったく別物です。


 例えば、朝礼で「顧問先が1社増えたよ」と先生が言ったとします。

 それを聞いた職員は、とっさにどう思うでしょうか?


 「だれがその会社の担当者にさせられるのだろうか?」と思います。

 給料の元であるお客様が増えたのに純粋に喜ばないし喜べない。
 そのような環境だし、状況なのではないでしょうか。

 そうかと言って今のご時世、新規の顧問先が増えないどころか、倒産や
 廃業する会社、顧問報酬を減額して欲しいという会社が後を絶ちません。


 増やさなければ確実に先細りするのは自明の理です。

 ですから、職員たちのヤル気云々を嘆いている暇などないはずです。


 先生方は今、なぜそこに立っているのでしょうか。
 それは、税理士事務所を経営したいと思ったからです。

 先生方と職員たちは、立っているステージがまったく違います。

 職員たちに積極性を求めることは、蝉を越冬させること以上に困難です。


 もうヤル気云々の話はやめましょう。ヤル気がなくても問題はありません。

 要は、結果としてやってくれさえすればいいだけなので。
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 その人にヤル気や根性がまったくなくても、
 できてしまう仕組みさえあればいいのではないでしょうか。



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